新車のときは同じ位の価格だったクルマ同士でも、Uカーになると人気によってずいぶん差がついてきます。かしこい選び方は。

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新車に近い国産か、3~4年落ち格上輸入車か

 彼を迷わせたのはボルボのクロスカントリー、XC70でした。確かにアウトバックより見栄えの良さも、内装の豪華さも一枚上のクルマ。

「XC70もオールロードクワトロもランカスターのパクリだ」と言い張っていた彼ですが、三十路を迎え輸入車のステータスに目覚めた様子。

ただお値段はアウトバックが新車時で諸費用コミ300万円台後半なのに、XC70は600万円弱。当然、アウトバックの高年式を狙っていた彼の予算 300万円だと3~4年落ちくらいの物件になってしまいます。

 この2台のクルマ自体としての評価はけっこういい勝負です。アウトバックのウルトラスムーズな水平対向6気筒エンジンと、信頼の四駆システムはいいものの、高速道路の移動が多いスノーボーダーには乗り心地がちょっとヒョコヒョコするのが残念(むしろこの点ではレガシィ3.0Rの方がいい)。

 また、だいぶ良くなったものの内装のクオリティはボルボにいまだ及ばず。いっぽうXC70は生活四駆に毛が生えたくらいの四駆システムがスバルのセンターデフ付きの本格的四駆システムと比べると少々見劣りする。

 独特な5気筒エンジンのせいなのか、駆動系のせいなのか、低速域で安っぽい振動が出るのもイマイチ......。

 しかし重厚な乗り心地と内装の豪華さ、そしてボルボという名前は所有欲を満たしてくれるはず。実利のアウトバックか、見栄えのXC70か。

この2台に限らず、国産の新車(もしくは高年式現行型)と、輸入車の少し格上3~4年落ち中古車って、悩みとしては結構多いパターン。

 フィットとプジョー206とか、アテンザやレガシィB4とBMW3シリーズとか。決め手は人それぞれだと思いますが、中古車である輸入車側の程度が大きく関わってくるのは間違いないでしょう。

 次回は中古車として程度の差が最も激しい(と僕は思っている)3~4年落ち中古車の実態と、彼が購入したクルマの決め手について迫ってみます。

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