2007年11月20日

ミシュラン

 ミシュラン(Michelin)は、世界で初めてラジアルタイヤを製品化した、フランスのタイヤメーカーである。現在も世界トップのシェアを維持する。同社の発行する、いわゆる「三つ星」評価付きの旅行ガイドブック『レッドガイド』を指す場合も多い。

★世界最大のタイヤ会社

 アンドレ・ミシュラン、エドワール・ミシュラン兄弟によって1889年に設立された。日本を含め世界中幅広い国や地域で自動車、トラック・バス、建設機械・農業機械、オートバイ、飛行機、自転車などのタイヤを製造・販売し、WRC、MotoGPなどのモータースポーツ用タイヤとしても大きなシェアを持つ。スペースシャトルやコンコルドのタイヤにもミシュランのものが使われている。

 かつて、自社の製品への自負のあまり「自動車はタイヤの一部品に過ぎない」とまで豪語したF1グランプリへのタイヤの提供に関して、2008年からのワンメイク化を受けて2006年シーズン限り(ワンメイク化より1年前倒し)での撤退を発表し、2007年からはライバルのブリヂストンが全チームに供給する。

★マルチブランド戦略

 ヨーロッパではクレベールやストミールオルスチン、アメリカではBFグッドリッチや、ユニロイヤルなど、数十のブランドを傘下に収め、各営業地域において最適なブランドを選定、展開する「マルチブランド戦略」を推し進めている。 日本では繊維業界とも手を組み、白洋社とホテルなどに向けた「Michelin」、カフェなどをターゲットにした「BIBENDUM」でサービスユニフォームを展開している。

★製造拠点

 お膝元のフランスのほか、スペイン、アメリカ、中国、日本など世界各地に製造拠点(合弁企業等の形態も含む)を有する。

 2007年以降は、各国の生産体制の合理化を進めている。具体的には中国遼寧省瀋陽市の工場を拡張し、年間生産能力を120億本と世界最高規模にするほか、アメリカでの生産能力を向上させ、日本工場で生産していたアメリカ向けタイヤの生産を取りやめる方針などが示されている。

★ビバンダム (BIBENDUM) について

 マスコットのビバンダムは、世界で最も古いトレードマークの一つとして有名で、ミシュランを語る上ではずせない存在の一つでもある。お化けのような格好は、実は彼自身がタイヤで出来ている為であり、昔は車のタイヤがパンクした現場で身の一部を供しているという、まるでアンパンマンの一幕のようなイラストが使われた広告もあったようである。彼の体の「タイヤ」の幅も、昔に比べ広くなっているのは、時代と共にタイヤの幅が広くなったことに由来するとされる。

 そもそも彼のモデル自体が、高く積まれたタイヤであり、1864年にミシュラン兄弟が「これに手足を付けたらタイヤ人間になるだろう」というユーモアから生まれ、1898年に『今こそすべてを飲み込む時(Nunc est bibendum、ヌンク・エ・ビバンダム)』というキャッチコピーが入った看板に描かれデビュー、「グラスに注がれたガラス片や釘を飲み干すタイヤ男」として注目をさらった(元の看板ではビールを飲む男だった)。
 この時まだ彼には名前が付いていなかった。数か月後にティエリーというレーシングドライバーがアンドレ・ミシュランを見かけた際に「おや?ビバンダムじゃないか」と声をかけたのが、このタイヤ男『ビバンダム』の名前の由来とされている。

 ビバンダムの容姿から名前が付けられた「ミシュランタイヤ症候群」という疾患が存在する。常染色体優性遺伝の疾患で、腕や体などの皮膚にリング状の溝ができ、折り目が付いてしまうのが特徴である

投稿者: ドッグロン 日時: 2007年11月20日 11:56 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ

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