前オーナーの像はこうして推測しろ!
上手な中古車探しというのは、「自分の要求を満たすクルマをより安く見つけること」だと考えます。新しくて走行距離が少なくて装備が色々付いていて、というクルマは高くて当たり前。でも、事前に得られる情報から、実車を見なくても「この物件はもしや狙い目では」というクルマを推測することもできるのです。
私が狙っていたのはM・ベンツCクラス(旧型)のワゴン。デビューは96年で01年にフルモデルチェンジしたので、流通している中古車は96年式~00年式が大多数です。相場は96年式で150万円程度、最終型の00年式で200万円程度(新車時価格はC200ワゴンで400万~405万円)です。
同一車種・同一ボディタイプに限定された中古車の価格を左右する要因には年式、走行距離、修復歴の有無、ボディカラー、ミッション形式、オプション装備などがありますが、私が重視するのはクルマの程度。一般的には年式が新しく、走行距離が少ない方が程度がいいと推測されますが、同じ年式の同じ距離のクルマでも、これまでの乗られ方によって程度には差が出るのが実情。
そこで私が積極的に探すのはワンオーナー車といわれる、これまでに1人の所有者にしか乗られていないクルマ。複数のオーナーに乗り継がれたクルマよりもメンテナンス履歴がはっきりしているなどの根拠から品質が高いとされていますが、それより重視しているのが「前オーナーはそのクルマを新車で買い、その後所有しているとき何を考えていたか」が判断しやすい点です。
例えばエアロパーツを付けて、ホイールやマフラーを市販品に交換していたら走り志向だったのだなというのが明確だし、オーディオやナビを市販品に交換していたらカー用品店を活用する人だった=オイル交換などもちゃんとしていたと推理できるし、バンパー先端にコーナーポールを純正オプションで付けていたら運転に慎重な人(年配者や女性に多い)だったのかと推測できます。
他にも情報誌の誌面から得られる情報としては、「希少(不人気)な、しかも地味なボディカラーを選んでいる→新車ディーラーの言うままで買ってしまった、クルマにこだわりがなく選択時の情報も少ない人かな?→クルマをあまり大事にしていないかも」とか「各種装備を付けまくっている→クルマにこだわりがあるか、単にお金があるかどっちかだな→前者なら程度にも期待できるし、後者だと雑に扱われているかも」などがあります。
これらの条件は2オーナー以上でも判断材料になりますが、その傾向がクルマの状態により濃く反映されているのはワンオーナー車ということです。
というわけで私が目を付けたワンオーナーのC200ワゴンは、00年式ながら159.8万円と相場よりだいぶ安い代わりに、走行距離が7.2万キロ、色も一般的ではない赤というシロモノ。距離が多く色が珍しいので割安なのは妥当だとして、果たして品質がいいのかどうかが問題。そこでこの物件について前オーナー像をイメージしていたら、以下のような仮説が成り立ちました。
「00年式なのに7.2万キロも走っていて、記録簿も付いている→それだけ走るということはメンテナンスもちゃんとしていたはず」
「市販のETCを後付けしている→高速道路の利用が多かった→走行距離の割りに機関はヘタっていないかも」
「赤いボディカラーを選びながらも市販のエアロパーツなどは装着されず、それどころか純正のコーナーポールを装着している→年配の人が乗っていたのかも→室内などもキレイに使われていた可能性高し」
「C240ではなく、排気量の小さいC200を選んでいる→堅実で合理的な性格かも→クルマを機械としてきちんと扱っていたかも」
「車検が半年以上残っている→うーん、なんで手放したんだろう?」
さて、その推測は正しかったのか、販売店へ行ってそれは明らかになりました!
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 前オーナーの像はこうして推測しろ!
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://dogron.net/cgi/mt41/mt-tb.cgi/806

