『日曜劇場・ハタチの恋人』(にちようげきじょう・ハタチのこいびと)は、2007年10月14日からTBS系で毎週日曜日の21:00~21:54(JST)に放送されている明石家さんま・長澤まさみ主演のテレビドラマ。
50歳の中年男と20歳の専門学生の恋を描くラブコメディー。
明石家さんまは、フジテレビ系ドラマ空から降る一億の星(木村拓哉と共演)以来5年ぶりの連続ドラマ主演で、TBS・日曜劇場枠(当時は『東芝日曜劇場』)での連続ドラマ出演は1996年4月7日から6月30日に放送された『その気になるまで』(テレパック制作)以来、11年ぶりとなる。
2007年7月28日~7月29日に他局であるフジテレビ系列で放送された『FNS27時間テレビ』の中の深夜コーナー「さんま・中居の今夜も眠れない」内で、長澤まさみと共演することがさんまの口から一足早く発表された。
井上圭祐の自宅「ハッピー寺田町」の「寺田町」とは大阪府大阪市天王寺区にある実在の地名である。天王寺駅から大阪環状線内回りで一つ目の駅が寺田町駅である。
ストーリーは、食品会社『INF』の大阪支社に勤めるサラリーマン・井上圭祐は、かつて「俺の恋愛3部作」と称している大恋愛をしていた時期もあったが、今は人生に先が見え始めているものの家族と共に平凡な人生を送っていた。
ある時圭祐は主張先のホテルで“森山リュウ”という小説家として活動している友人の鈴木風太の部屋でホテルの清掃員のアルバイト・沢田ユリと出会う。「恋愛3部作」の圭祐の彼女「エリ」と瓜二つのユリを見た圭祐は驚愕する。自分のことを“森山リュウ”と思い込んでいるユリに圭祐は恋をするのだった。
登場人物・キャスト
●井上圭祐 - 明石家さんま
食品会社『INF』の大阪支社に勤めるサラリーマン。初恋の人エリとの出会いと別れそして小百合との出会いを綴った「恋愛3部作」が自慢話。尚「恋愛3部作」は森山リュウの小説『恋桜』の元ネタとなっている。
●沢田ユリ - 長澤まさみ
グラフィックデザイナー志望の専門学生。性格は無邪気で快活。グラフィックデザイナーの夢を実現するため勉強やホテルの清掃員のバイトに勤しんでいる。
●河村由紀夫 - 塚本高史
ユリの同級生。ユリに好意を寄せており、何かとユリのことを気に掛けているが当のユリにはその想いに気づかれていない。
●井上理沙 - 黒瀬真奈美
井上家長女。賑やかな井上家の中では落ち着き払った性格。
●井上小百合 - 森下愛子
圭祐の妻。
●井上勇介 - 菅沼等士
井上家長男。底抜けに明るい性格。
●中島 - キムラ緑子
●コンビニ店員 - 恵俊彰
圭祐とユリの行きつけのコンビニの店員。会社をリストラされた経験を持つ。ユリに非常に甘く、自分が出勤している日にはユリに賞味期限切れの弁当をタダで与えている。
●INF東京社員 - 福井博章
東京本社での会議で圭祐の隣にいる社員。会議の内容についてこれていない圭祐をフォローしている。
●竹内美樹 - 蒲生麻由
●沢田絵里 - 小泉今日子
●鈴木風太(森山リュウ) - 市村正親
圭祐の友人。森山リュウ名義で売れっ子小説家として活動しており、自身の恋愛小説『恋桜』が泣ける小説として話題となっている。井上夫妻には一宿一飯から女性関係の精算まで何かと世話になっている。圭祐の主張先のホテルで執筆活動を行っている。