TOEIC運営委員会が公表しているデータから、TOEICではリスニングの平均点がリーディングよりも40~60点程度高いことが判りました。
その理由としては、以下のことが判りました。
・ 1979年にTOEICが日本で開始された際には、リーディングとリスニングの平均点がほぼ同じになるようにスコア基準を作成した。
・ TOEICでは、現在でも1979年当時と同じスコアの尺度(評価基準)を使用している(スコアを等化するため)。
・ 近年はリスニング・セクションの得点の方がリーディングよりも高い日本人受験者が多くなってきた。
上の経緯を考えると、、「TOEICが開始された27年前と比較すると近年の日本人英語学習者はリスニングの方がリーディングよりも得意になった」という傾向が指摘できるかもしれません。
ただし、あくまでも1979年当時と近年のTOEIC受験者のスコアを比較しただけである、という点に注意する必要があります。当時とは受験者層が変わっている可能性がありますので、日本人全体の傾向に安易に広げて考えることは慎んだほうが良さそうです。
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