TOEIC運営委員会が公表しているデータを見ると、TOEICではリスニングの平均点がリーディングよりも40~60点程度高いことが判ります。以下の表をご覧ください。
表. TOEICのリスニングセクションおよびリーディングセクション平均点の比較
(2005年10月~2006年9月実施分)
リスニング リーディング リスニングとリーディングの差
2005年10月 328.0 265.3 62.7
2005年11月 308.9 256.3 52.6
2006年1月 294.5 251.3 43.2
2006年3月 311.1 251.5 59.6
2006年5月 312.4 260.4 52
2006年6月 311.4 257.6 53.8
2006年7月 306.3 261.5 44.8
2006年9月 307.7 254.6 53.1
平均 310.0 257.3 52.7
註) リスニングセクション、リーディングセクションともに495点が最高点。TOEIC公式サイト掲載のデータを元に作成。
上の表は、2005年10月~2006年9月に日本で実施されたTOEIC公開テストにおける、リスニング、およびリーディングの平均点についてまとめたものです。
いずれの回でも、リスニングの方がリーディングよりも平均点が高くなっていることが判ります。平均点の差は、最も少ない2006年1月では43.2点ですが、2005年10月では60点以上もの大きな差がついています。
平均点のデータを見るかぎり、日本人のTOEICスコアの全般的な傾向として、「リーディングよりもリスニングの方が高くなる傾向にある」ということは事実のようです。
「日本人は英会話よりも読み書きの方が得意」という印象があるため、リスニングの方がスコアが高いというのは意外な感じがします。それでは、なぜ日本人のTOEICリスニングのスコアがリーディングのスコアよりも高いのでしょうか? TOEIC運営委員会の取材から、意外な事実がわかりました。
コメントする