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TOEICでリスニングの方が平均点が高いのはなぜ?

TOEICのような資格試験では、毎回のスコアの基準が一定していることが必要です。例えば、10月に取った「600点」と、11月に取った「600点」は、同水準の英語力を示していなくてはいけません。

もし、基準が一定していなかったとしたら、「同じ英語力の人が受けても、10月には600点が取れるのに、11月には500点しか取れない」といった事態も起こりえます。そうなると、英語力を測定する指針として、TOEICという試験が意味をなさなくなってしまいます。

そのような事態を防ぐために、TOEICでは、スコアの「等化(equating)」という処理を行っています。スコアの等化とは、試験のスコアの尺度(評価基準)を常に一定に保つための統計的な処理のことです。

TOEICではスコアの等化を行うことで、毎回の試験のスコア基準が一定に保たれています。わかりやすく言えば、「TOEICスコア600点の人が受験すると、試験問題や他の受験者にかかわらず、何回受験しても常に600点と判定される」ということです。

TOEICではスコアの等化を行っているため、1979年時点でのリスニング400点と、2006年時点でのリスニング400点というスコアは、同じ実力を示していないといけません。ですから、リスニングの方が平均点が高い傾向にあるからといって、スコアの基準を安易に修正することは出来ないのです。


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