ハイビジョン液晶テレビ「ブラビア」の省エネ技術をさぐる

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2月27日10時3分配信 japan.internet.com

 地上デジタル放送の完全移行まであと2年あるはずが、なんと1年早まる可能性が出てきている。地上デジタル放送の特徴は美しいハイビジョン映像を楽しめる点だが、そのためにはハイビジョン対応のテレビが必要なる。

 

 こうしたこともあり、地上デジタル放送の完全移行まで、家電メーカーの液晶テレビの販売競争にも激しさを増している。当初は高価格であった液晶テレビも、ここにきて低価格が進んでいるが、まだ手が出せない人も多いようだ。

・地上デジタル放送への完全移行が1年前倒しか、対応テレビ購入者には支援金支給も検討 - GIGAZINE

 地上デジタル放送への移行を背景に、ソニーは業界最高の低消費電力を実現した大型フル HD パネル搭載の液晶テレビ「ブラビア」V5 シリーズを発売した。V5 シリーズは、画面は高画質でありながら電力消費を今までより抑えたエコロジーにも配慮されているのだ。

そこで今回は、最新のハイビジョン液晶テレビ「ブラビア」の省エネ技術をみてみよう。

■「ブラビア」の省エネ技術

 液晶テレビ「ブラビア」は、どのようにして高画質を実現したまま消費電力を低く抑えられたのだろうか。「ブラビア」の技術をまとめてみた。


●より明るく低電力に - 外径 4mm の HCFL バックライト
「ブラビア」V5 シリーズで高輝度ながら低消費電力という相反する特徴を両立させたのが、新開発の外径約 4mm の HCFL バックライトだ。


HCFL はその電極構造から管径を細くすることが難しく、細管型 HCFL の液晶テレビのバックライトへの応用は実現されていなかった。ソニーはトリニトロン(カラーテレビ)の部品製造の開発で培った技術を活用し、また HCFL 用に二重らせん構造の電極を開発することで、外径約 4mm という従来は難しかった細管化を可能とした。


「ブラビア」V5 シリーズは、この HCFL の採用により高い発光効率を保ちながら、従来使用していた CCFL と比べて大幅な消費電力の削減を実現した。
メーカーの公式な資料によると、V5 シリーズの消費電力は CCFL を採用した同機と同等の従来機種である V1 シリーズと比べて約40%削減されている。
(表1)

液晶テレビ「ブラビア」体験イベント「消費電力&画質」のコーナーでは、液晶テレビ「ブラビア」V5(2009年2月発売)と、液晶テレビ「ブラビア」V1(2008年4月発売)、ブラウン管テレビ(1997年7月発売)の画面と消費電力をその場で見比べることができた。


●画面を自動でオン・オフ - 人感センサー
「ブラビア」V5 シリーズには、赤外線センサーが画面下の中央に配置され、特定範囲内で人の動きを検知して、テレビの画面を自動でオン・オフする「人感センサー」を備えている。

具体的には、通常の視聴状態において人感センサーが一定の時間に人の動きがないことを感知すると、映像が自動的に消画状態(画面がオフ)に切り替わり、さらにその後30分間、人の動きがないと認識した場合には、自動的にスタンバイ状態へと切り替わる。


リビングルームでテレビを観ている人が、家事のためにわずかな時間だけキッチンに立ったりする時など、思いがけない用事でテレビの前から離れる時でも、「人感センサー」がこまめに節電し、テレビの消し忘れを防止することができる。

メーカーによると、通常の視聴状態と消画状態を比較した場合、消費電力は約50%削減(ダイナミックモード時)されるそうだ。


●ほぼ 0W を実現 - 省エネスイッチ
コンセントに接続された電化製品は、電源を切っている状態(待機時)でも微弱な電流がながれている。これは「待機電力」と呼ばれるもので、家庭で使われる電力消費量の約1割に相当するとの話もある。


・待機電力とは? 年間一万円の節約も?! - All About

とはいえ、待機電力を消すにはコンセントから電源コードを引き抜く必要があるのだが、こまめに実行するのは面倒だ。そこで「ブラビア」V5 シリーズは、「省エネスイッチ」を側面に設置した。「省エネスイッチ」ひとつで電源オフ時の電力をほぼ 0W に抑えることができる。


●どれぐらいエコなのか? - 消費電力と電気代
ソニーの資料によると、2000年に発売された 36V 型のトリニトロンカラーテレビ「KD-36HD700」では 275W あった消費電力が、「KDL-46V5」では 153W まで低減されている。
同等の従来機種「ブラビア」の「KDL-46V1」と比較しても、約40%の大幅な削減が実現されている。

2000年発売のトリニトロンカラーテレビ「KD-36HD700」の年間消費電力量は、356kWh/年だったが、「KDL-46V5」では 157kWh/年となり、約半分に低減されている。この結果、トリニトロンカラーテレビでは7,832円かかっていた年間電気代が、「KDL-46V5」では年間3,454円となり、1年間で4,378円の節約ができることになる。

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