ヨーロッパこんな簡単エクササイズが流行!
今、ヨーロッパのあらゆる場所で目にする光景。それはストック両手に颯爽と歩く人々の姿。そう、これこそが今ヨーロッパ各国で大流行のスポーツ、ノルディック・ウォーキングなのです!
年齢制限無し、老若男女誰でもすぐに始められる、身体に負担が少ないのに身体効果抜群のノルディック・ウォーキング。1996年頃から急速に世界に広がり、現在ではヨーロッパを中心に600万人ものノルディック・ウォーカーが存在しています。
その活動場所は例えば朝、会社のランチタイムなど、時や場所を選ばないのもこのスポーツの魅力。ヨーロッパの場合、たとえ都市の中心地であっても、そこから少し外れた道に入ると人通りが少ない道を見つけることが簡単です。それゆえ、時間が無くともストックを持って通勤、会社帰りにノルディック・ウォーキング、飼い犬と一緒にノルディック・ウォーキング、近所のお友達と一緒にお喋りも兼ねてノルディック・ウォーキング、という人も少なくありません。
屋外で自由に活動出来る夏場だけでなく、室内にこもりがちになる冬場こそ体を動かさないと!とばかりに、冬場でもストック両手にサクサクと歩く姿をよく見かけるようになりました。街のデパートでも、ショーウィンドウをノルディック・ウォーキング一色でディスプレイするなど、その人気は衰えを知りません。数年前までは「ウォーキング」は老人の散歩とばかりに位置づけられていたたのが、今では20代~40代を中心にノルディック・ウォーキングが大人気!
必要なのは「ポール」と呼ばれるストックと、運動靴。ただものではなさそうな、このスポーツ「ノルディック・ウォーキング」とは、一体何なのでしょう?!
はじまりはフィンランド
ノルディック・ウォーキングの起源は意外に昔へとさかのぼります。時は1930年代初めのフィンランド。冬のスポーツ、特にクロスカントリースキーの、夏場のトレーニングとして誕生しました。はじめはスキーのポールを持ってハイキング、ランニングなどのトレーニングでしたが、1990年代後半、ポールを持って歩くことの身体的効果について非常にポジディブな結果が出たのをきっかけに、ノルディック・ウォーキングは世界的に有名なスポーツへと急速にその名を広めます。
1997年、正式に「ノルディック・ウォーキング」と名付けられ、フィンランドのスポーツメーカーであるエクセル社は、初のカーボンファイバー製ノルディック・ウォーキング専用のポールを考案、開発。それ以来、ノルディック・ウォーキング人口は増加の一途をたどり、その活動も世界の30カ国を越える国で見ることが出来ます。
ノルディックウォーキングの何がそんなに凄いの?
まず、ノルディック・ウォーキングが与えるおおまかな利点について説明しましょう。
・自然を楽しみながら、ストレスを感じずに体力を付けることが出来る
・血液循環が活発になる
・町中でも、どこでも、いつでも出来る
・5分~10分で運動効果を感じられる
・誰でも簡単に覚えられる
う~ん、これじゃ普通のウォーキングと変わらないですよね……。でも、ノルディック・ウォーキングで得られる効果はこれだけじゃないんです。