オリエントコーポレーション
信販業界大手6社の一角を成し、ショッピングクレジット・オートローンは業界トップである。特にオートローンではダントツのシェアを誇る。クレジットカードの有効会員数は2006年3月末時点で1062万人である。
2006年度は同業他社が早期に改革に乗り出す中、ギリギリまで黒字を計上する見通しであったが、グレーゾーン金利廃止などの要因から2007年3月期決算で4579億円の赤字に陥る見通しとなっている。
これにより大幅な改革に乗り出す構えであり、債務超過回避と経営改革の資金調達の為、親密であるみずほフィナンシャルグループにグループ会社化を前提として同グループを中心に総額2900億円の資本増強の実施を要請している。また、経営体質を強化する為に今後5年間で営業拠点を半減させると共に社員を1300人削減し、本社ビルも売却する。
経営改革は同業の三菱UFJニコスやアプラスも乗り出すことを発表しており、みずほフィナンシャルグループ化を踏まえた今後の改革に期待されるが発表された経営改革が割賦販売中心で新味に欠けているとの批判も多い。