さくら、残り3ホール4打差から大逆転!
久々に見ごたえある試合でした。
桃子、大観衆の前だ短いパットをはずし、プレーオフではバンカーに入れアマチュア並みのスコアと、悔しさと恥ずかしさなと複雑な感情の中最後まで、プレーした姿、感動しました。
プレー後たたえ合う二人、スポーツはこれです。
どこかのボクシングとは大違いですね。
◆女子プロゴルフツアー 富士通レディース最終日(14日、千葉・東急セブンハンドレッドC西C) さくら、3度目の正直で桃子に勝った-。1打差の2位で出た横峯さくら(21)=エプソン=が、15番を終え4打差あった上田桃子(21)=加賀電子=に最終18番で追いつき、プレーオフを制して逆転V。今季3勝目、通算8勝目を挙げ、史上6人目の年間獲得賞金1億円を突破した。桃子は、1打リードで迎えた18番で約80センチのパーパットを外す痛恨のミス。2戦連続プレーオフで敗れた。
さくらが桃子との最終組対決を劇的な逆転Vで飾った。15番を終え、桃子に4打差まで離された。「16番でバーディーチャンスを作ろう。2位をキープしよう」狙い通り右4メートルを沈めると、17番でも約6メートルをねじ込み連続バーディー。そして1打ビハインドで迎えた最終18番。半ば優勝をあきらめかけた、その瞬間だった。桃子が約80センチのパーパットを外す。想定外の状況に「えっ、うそ…」言葉を失った。今季、2度直接対決で敗れた天敵に勝つ好機が、土壇場で巡ってきた。
「チャンスが来た」気持ちを切り替え、今季3戦3敗だったプレーオフに挑んだ。18番を使用した1ホール目は、お互いバーディーで分けた。続く2ホール目。両者ともにティーショットをミスしたが、「セカンドショットがピンに絡んでくれた」と右4メートルに2オン成功。一方、桃子はグリーンを狙えない悪条件。フェアウエーに出すのも失敗すると、3打目もあごの高いバンカーに入れるなどミスを重ねた。結局6オンで万事休す。激闘に決着だ。
「賞金女王をあきらめたくない気持ちが後押ししてくれた」これまでは、負けても悔しさを感じなかったが、今季の“鬼門”となっているプレーオフと、最終日最終組対決で2戦2敗の桃子に勝ちたい気持ちが勝因だ。これで年間獲得賞金も1億円を突破。賞金ランクも全美貞を抜いて2位に浮上した。21歳305日での達成は、宮里藍、桃子に続いて史上3番目の若さ。「6試合残しての突破は成長したかなと思う」と自らを褒めた。
女王争いトップ・桃子とは約1270万円差にまで迫った。欠場予定だった伊藤園レディス(11月9~11日、千葉・グレートアイランドG)も「桃子が休まず出ると言うから出ることにした」と父・良郎さん(47)。残り6試合、「今季の目標の4勝目を達成すれば夢ではない」逆転女王の座へ、さくらが突き進む。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071015-00000079-sph-spo スポーツ報知
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