保険料の未納ってどんな場合?
保険料の支払いについては月払い、半年払い、年払いなどいくつの種類があり、さらに口座振替・集金扱い・団体扱いなどの支払い方法があります。
・口座振替扱……口座から自動的に引き落とす方法
・集金扱い……保険会社の社員が自宅や会社に集金にくる方法
・団体扱い……勤務先などの団体で給与から天引きする方法
・送金扱い……銀行などの金融機関から保険会社の口座に振り込む方法
現在では、口座振替で保険料を支払う人がほとんどですが、保険料未納で失効の可能性が発生してくるのは、口座の残高不足が原因で引き落としができない場合がほとんどです。保険料の引き落とし口座は、生活口座(給料の振込みや光熱費等の引き落とし口座)にすべきですが、それでも、勤務先の給料日が25日ではない人などが、ついうっかりしてしまうこともあるようです。また、年払いや半年払いの場合にも、口座への入金を忘れることもあるようです。
うっかりミスだけでなく、意外に多いのが、お金を管理していた本人が入院したことにより、口座への入金ができていない場合です。家族が気付いて、きちんと入金できればよいのですが、誰も知らずに入院が長引いてしまったときなど、保険が失効してしまっているケースがあります。
その入院自体は、契約が有効であるうちに発生していますので、給付金の請求権があるからよいのですが、このようなケースで、一度失効してしまうと、健康状態により、契約を復活させることができなくなってしまう場合がほとんどです。また、入院中に失効してしまい、そのまま亡くなってしまった場合、入院給付金の請求権はあっても、死亡保険金の請求権はありません(失効した後の死亡であるため)。同居する家族の保険は、お互いにわかるようにしておきましょう。
日々の家計(お金)の管理の観点からも保険料の支払い方法などをチェックしておくことが大切です。そして、自分に合った支払い方法に変更することも忘れずに。