乳房再建を保障対象としている保険があった
今日では早期に発見できれば治る確率が高いと言われている乳がんですが、治療方法によっては、女性にとってとても大事である乳房を切除されてしまうケースも多いようです。
乳がんが治っても乳房がなくなってしまったら……
元の形に再建しようにも、がんの治療費などで多額のお金を使ってしまい、再建のためのお金が残っていない事もありえます。
しかしです。昨今は保険商品の開発競争が激化しており、そのような状況下から乳房再建のための費用を払ってくれる保険が登場しています。再びいきいきとした生活を実現するために、乳房再建費用を払ってくれる保障を確保しておければ、より安心できる生活を送っていけそうです。
乳がんになる人の人数は?
乳がんの患者数は、厚生労働省の平成17年患者調査によると約156,000人となっています。そのうち約154,000人が女性であり、年齢ごとにみると30歳代から徐々に増えていき、45~49歳で18,000人、50~54歳で20,000人、55~59歳で21,000人、60~64歳でも21,000人となり、この間の患者数が全体の半数以上である約8万人となっています。
ちなみに女性にとって患者数の最も多いがんは乳がんとなっており、次に多いのが胃がんで約73,000人、その次が結腸がん約70,000人、さらに気管・気管支および肺のがん約44,000人と続いています。
乳房再建手術とは?
乳がんになり乳房の切除術を受けたときに、乳房の形状等を再建する為の手術のことです。
医療保険やがん保険は、原則として治療を目的とした入院・手術等の場合に給付の対象になりますが、この乳房再建については容姿を美しく整える手術にもかかわらず、対象となった画期的な保障になります。公的な健康保険が使えるかどうかは関係ありません。
給付の対象となる条件
保険会社によって医療保険に付いていたり、がん保険に付いていたりしていますが、基本的には加入(責任開始日)から90日を経過したあとに初めて乳がんになって、医師に診断確定されるた場合(病理組織学的所見による)、そして乳がんの治療を目的とした乳房切除術をおこない、その乳房の再建手術をした場合が対象となります。
乳房再建の保障でいくら受取れるの?
保険商品によって内容が異なります。乳房再建のための費用に百万円単位で上限が決められていて、その範囲内であれば複数回対応可能な保険もあれば、ひとつの乳房につき1回を限度(つまり最大2回)で1回あたり数十万円というような保険もあるので、事前に給付回数や給付額等の内容をきちんと確認しておく必要があります。
乳房再建保障の注意点
一般的ながん保険と同じ様に、保険に加入してから(責任開始日から)90日間の免責期間があります。その間は加入していても保障されませんので注意が必要です。
手術を受ける病院や診療所は各保険会社ごとに定められています。また海外の医療機関で手術をした場合等の対応については保険会社によって異なりますので、海外に行く機会の多い人は事前に確認しておくと良いです。
男性も乳がんになる可能性はありますが、乳房再建のための保障は女性のみを対象としており、どの保険商品も男性の設定はありません。男性としては男性特有のがんを対象とした保険商品が登場する日を待ちましょう。
※現在、朝日生命 女性サポート特約(2006)、AIU保険 スーパー上乗せ健保ガン保険Ladies、第一生命 女性特定治療特約、東京海上日動あんしん生命 あんしんアミュレットに乳房再建を対象とした設定がありますが、少しずつ保障の内容は異なっています。また年齢や保障期間等によって支払う保険料も異なります。詳細については必ず各保険会社のパンフレット、ご契約のしおり、約款等で確認して下さい。