日本が誇る技術で世界制覇
■50型、液晶しのぐ
松下電器産業が画面サイズ50型、厚さ2・47センチと製品化を前提とした完全平面(フルフラット)型では「世界最薄」となるプラズマテレビを開発したことが29日、分かった。来年1月7日から米ラスベガスで開かれる世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」に出展する。平成21年度中の販売を目指し、シャープをはじめとする液晶テレビ陣営に対抗する。
画面が発光するプラズマテレビはパネル背面に部品が多く、10センチ前後の厚さが必要とされている。これに対し、蛍光灯の光をシャッターの開閉で映像化する液晶テレビは、回路部分がパネルに組み込まれるため薄型化しやすく、シャープは今秋、52型で最薄部の厚さが2センチ(最も厚い部分は2・9センチ)の超薄型液晶テレビの試作に成功している。
しかし、松下は電気回路の設計や部品を抜本的に見直し、ディスプレー部に凹凸がなく、厚さが2・47センチで一定のフルフラットのプラズマテレビの開発に成功した。
関係者によると、シャープの超薄型テレビは最薄部の2センチより、2・9センチの部分の占める面積が大きく、松下の超薄型プラズマテレビの方が「全体的に薄い」のが特徴という。重さも22キロと現行機種のほぼ半分で、壁に掛けられるレベルに軽量化した。店頭価格は現在のフルハイビジョン50型並みの40万~50万円を目指すという。
薄型テレビは価格競争が激化する一方、各社とも巨額の設備投資を強いられている。松下は世界最薄のプラズマテレビの投入で今後の販売競争を有利に進める構えだ。
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